利益改善の方法について(1)
経営支援の中で、利益改善についてお話をすることがあります。
と、いうか究極的にはこのことにつきます。
そこで、利益改善について書いてみます。
そもそも、利益とはなんでしょうか?
利益というものは直接求められるものではないのでありません。
利益=売上ー費用
の式からわかるように売上と費用の差です。
ですから、利益を語る前に、売上と費用について語っていきたいと
いきます。
売上を式で表すと
売上高=売上単価×売上個数
になります。
ここで、考え方として、顧客の購入数量や
顧客の購入回数・購入頻度を考える方法もありますが、
ここでは
売上高=売上単価×売上個数
でお話していきます。
一方、費用について式で表すと
費用=売上原価+販売管理費
でも表せますが、
費用=変動費+固定費
という見方の方が費用を検討していくにはわかりやすいかもしれません。
利益=売上高ー費用の式にあてはめると
利益=(売上単価×売上数量)ー(変動費+固定費)
となります。
ここで売上単価を分解すると
売上単価=単位あたりの売上原価+単位あたりの付加価値
になります。
付加価値は、さまざまな定義がありますが
ここでは、原価以上に顧客が認める価値という意味でとらえてください。
売上原価の部分を当てはめると
利益=単位当たりの売上原価×売上数量+単位当たりの付加価値×売上数量
ー変動費ー固定費
さらに変形すると
利益=売上原価+付加価値ー変動費ー固定費
では、この式を基にいかに利益を改善していくかを次回以降に
説明していきたいとおもいます。